ベルジュラック南部、マチアス・マルゲは2008年親から受け継いだぶどう畑からワインを造る営みを始めた。
この地域でもっとも優れたテロワールの地レスティニャックの畑がある場所は、ベルジュラックで最も西に位置し、ボルドーやデュラスに近く、この地域でもっとも優れたテロワールの地と云われている。
ジュランソンでは甘口用の白品種プチ・マンサンは粘土質土壌に植えられるように、それは理にかなっている。
畑の脇には、洋梨、りんご、ハシバミその他20種類もの様々な樹木が生えている。 たくさんの種類の植物に囲まれているのが理想的で、 多様な生態系を育むことが出来る。
馬は最高に良い仕事をしてくれる
ビオディナミカレンダーに従って耕作することは本当に困難だ。
もっともマチアスはビオディナミを否定しているわけではない。 レスティニャックのワインはどんなものなのか? もしかすると、レスティニャックのワインは少々分かりずらいかも知れない。
というのも、毎年出来るキュヴェが違うからだ。
自然に忠実に、いかにテロワールを表現したワインを造るか。
飾ることなく、おごらず謙虚に誠実に自然体ですべてに対峙するマチアス。
実に興味深い生産者だと思う。 |