首都マドリードから北西200km足らずに位置するルエダ地区は、薫り高い白ワイン品種ヴェルデホで知られる産地だ。一塊にまとまったこの産地に赴いてみると、実は2つの異なる土壌が存在することが分かった。
ひとつは粘土砂質土壌。この土壌からは決して高品質なワインは生まれないという。 |
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もう一つはこのボデガスの畑の存在する、畑一面直径5-7cmの石で覆われた土壌だ!
このボデガで中心的な役割を果たすディエゴによれば、ルエダの栽培家の殆どは定期的な農薬や薬剤の散布を行っているという。
そんな中にあって、ビオ栽培を貫き高品質なワイン造りにまい進するエスクデーロ家の姿は頼もしい。 スペインでは、栽培・醸造・マーケティング・販売が分業されているのが一般的ななか、栽培から販売まで一貫して自身で行う完璧主義一家でもある。 彼らの造り出すワインは、”純粋”の極致!どこまでも”ピュア”で、オレンジ、メロン、ハーブなどの爽やかな風味が漂う。それでこの価格?信じられない! |