「アンドレ・エ・ジャック・ボーフォール社」はアンボネイにある農家的なレコルタン・マニピュランで、シャンパーニュにおけるビオロジック栽培の草分け的な存在です。
1971年より、化学肥料、除草剤、殺虫剤、合成殺菌剤は一切用いず、植物性の堆肥とアロマテラピー(芳香療法)、ホメオパシー(同毒療法)を 駆使して彼独特の手段でビオ栽培を実践しています。(詳細は「ワイナート」第21号P22〜25を参照)。
現オーナー醸造家は、ジャック・ボーフォール氏。シャンパンを造り続けて33年になるベテランです。
彼はアンボネイに1.6ヘクタール、オーブ県のポリジィに4.5ヘクタールの畑を所有しており、ポリジィの畑産のものは父の名アンドレ・ボーフォールではなく、彼自身の名ジャック ボーフォールのラベルで販売しています。
ジャック・ボーフォールは、ビオ栽培で収穫後、オーブ県ポリジィに彼が所有する、シャトー・ド・ポリジィで醸造されています。彼のワインの約80%はフランス国内で販売されています。
「ギド・アシェット」「ギド・フリュリュス」(2003年度版」で20点満点中異例の18点)「ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」などのフランスのワインガイド
雑誌にしばしば掲載されている他「ル・ギッド・デ ・ヴァン ビオ」などのビオワイン専門ガイドにもシャンパンの大御所として掲載されています。
「ビオブームとやらで、シャンパーニュにおいても、ビオロジック栽培の確固たる哲学なしに、しばしばマーケティング上のセールスポイントとしてビオをうたうところが出てきているのは恥ずかしいことだ」というジャック・ボーフォールは、バカンスにも旅行にも一切行かず、1年365日、畑かカーヴにいるという求道者です。
ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%。平均樹齢は20年。」<インポーター著> |