すべては、コルナイアーノCornaianoに位置する家族規模の、小さくも貴重な畑から始まりました。アルトマン・ドナはコルナイアーノで育ち、幼かった頃から働くその場所で、自然と栽培、ワインへの思いが生まれたのです。
ドイツで栽培醸造の学問を修めたのち、アルト・アディジェに戻ってきたアルトマン・ドナは、カンティーナ・ディ・テルラーノでエノロゴとして働き始めました。1994年から2002年の間に得られたたくさんの経験から、個性溢れるテロワールを見極めることができ、その大地の持つ偉大なポテンシャルを感じ取りました。
2000年のこと、アルトマン・ドナ自身の初めてのワインとなる、彼が所有するコルナイアーノの畑産のピノ・ネーロ種の”ドナ・ノワールDona Noir”を醸造しようと決意しました。2001年には”ドナ・ルージュDona
Rouge”と”ドナ・ブランDona Blanc”にとって、ドナのラインナップは完成します。これらの2つのワインに用いられているぶどう品種は、メラーノMeranoにある素晴らしい眺望の畑で収穫されたものです。とても険しいところにある畑で、ときには傾斜が70%にもなり、非常に高い樹齢です。すべて人の手によって行われる作業から、比類ないワインが生まれ出ます。
ビオディナミ農法による自然な栽培によって、微生物に満ちた大地が生き返り、健康でたくましいぶどうが育ちます。そこから生まれるワインはいずれも個性的です。根は地中深くまで伸ばし、樹勢が控えめな均衡に保たれたぶどう樹が、よく熟した味わいのある果実をもたらします。これらの非常に美しいぶどうを用い、大地の独自性がワインに刻み込まれるよう、敬意を払いながら根気強く醸造を行っています。
栽培品種:Pinot Bianco, Chardonnay, Schiava, Pinot Nero, Lagrein 自社畑面積: 4.5ha
生産本数:15,000〜2,0000本 自然派:栽培方法はビオディナミ |