ローマン・ペルフェッティはマルセイユで建築を学んでいましたが、コルシカ島の美しさに魅せられて永住を決意。
2002年に島の北部の港町サン・フローランから南東に行ったポッジョ・ドレッタに11.3haの畑を購入する事になりました。
初ヴィンテージ゙は2003年。畑では除草剤、殺虫剤、化学肥料等は使用せずビオロジック農法を実践。
ニエルキオの畑4.1haは頁岩、粘土、石灰岩の3つの土壌で構成されています。1962年植樹。
カリニャンの畑3.9haは小石混じりの高台にあります。1962年植樹。
グルナッシュ他が植わる畑は石灰質、片岩(シスト)、砂岩(グレ)が層を成す、礫岩質土壌です。
彼の畑はACパトリモニオの認定地域でしたが、AOCに認められないカリニャンも植わっていました。普通なら格下のヴァン・ド・フランスになるのを嫌がり植替えをするものですが、樹齢が高い(40年以上)ので勿体ないからカリニャンのキュヴェを造る事にしました。
セラーにおいて過度の作為的な醸造はせず、品種や土壌、毎年の個性が反映されている「生きたワイン」造りを目指していますので、造り方は勿論、ブレンドの比率も毎年多少変わります。
丁寧に育てられた葡萄と信念を持った醸造から造られる彼のワインは、ソフトでエレガント、しかし存在感があるワインとフランス国内で高く評価されています。
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