1970年代初頭、Custonaciクストナーチ(トラパニ県)の数件の農家が相集まって 、企業を興しました。それが、Cantina Ericinaカンティーナ・エリチーナです。
1976年には正式に活動をはじめ、地域の栽培家たちを集めてEriceエリーチェ周 辺で最大のグループになりました。
地域とのつながりを生かし、栽培家たちとは 密な関係を保っています。
このような密接な間柄があればこそ、経済的、文化的 な発展の志と、自分たち自身が活動を行っている地域の成長可能性を共有することができるのです。
1990年代前半までは、本質的にはカンティーナは量り売り用ワインの生産に向かっ ていましたが、1992年に戦略の方向転換を行い、自社ボトリング/製造販売と、木樽熟成を始めました。
こうして、今日にも続くインフラ、技術、品質に対する 再評価の流れが始まったのです。
1999年には、”Balloバッロ”、”Venereヴェネーレ”、”Syrahシラー”の3つのワインが、Veronaヴェローナで行われるVinitalyヴィニタリーにおいてGran
Menzioneという賞を授かり、広く知られることになりました。
2001年には、Cooperativa Agricola trenta Salme(トレンタ・サルメ農協)と合併したことにより、カンティーナ・エリチーナの生産能力はますます向上しま
した。 新しい世代に指揮され、2010年からカンティーナは環境保全の運動を高める方向に進み、有機認証を受けたブドウ栽培に転換する計画を完遂しました。
今日、カンティーナ・エリチーナを構成する栽培家は小規模ですが、目を見張るべき成果をだし、かつ、古くからあるブドウ栽培地区を根絶から守る手助けをし
ています。 |