品種は、ピニョレット(Pignoletto)。ボローニャの丘陵地帯 特有の地品種(白ブドウ)です。アルベルト曰く、「ピニョレットは、酸もタンニンもしっかりしているブドウ。そういう要素を引き出さなければ、せっかくの豊かな風味と個性も生きてこない。だから僕は、栽培でも醸造、熟成でも手を抜かずに時間をかけているんだ。」
2haの畑で、アルベレッロ仕立てで育てるピニョレットは、平均樹齢35〜40年ほど。樹齢が高い樹(100年以上も)もあり、収量は15〜17hl/haしかありません。生産量は、4000〜5000本/年ほど。
「2006年は、太陽の恵みを受けた年。色も濃いめだし、風味もしっかりめ。2007年は、(僕にとって)典型的なピニョレット。2008年は、雨が1ヶ月続いてワインを造る事ができなかった・・・。」 畑での作業を一番大切にし、葡萄を通して地元の環境を表現しているアルベルトのワインは、ラベルから受ける印象にも近く、様々な花や果実、そして土地のミネラル感にあふれています。 自然の恵みとアルベルトの優しい人柄にぜひ触れていただきたいと思います。
色は照りのある琥珀色。オレンジの皮や杏の香り、ゴムの香りもあります。味わいは複雑でふくよか、粘度もあります。甘味の余韻がとても心地よいワインでした。シュナン・ブランを彷彿させる味わいです。 |