クロ・レ・メ・ダムは、2014年にセリーヌ・ウリエさんが起こしたドメーヌです。家族から 引き継いだVic-Bilhの丘に位置する20haの農場は有機栽培・ビオディナミ農法で管理 されています。5haがブドウ畑で、10haは穀物、3haは湿原と森、3haは自然な牧草地 (ロバと羊を飼っています)、他に湖と池があり、ビオディナミの方針に沿った循環型農 業のアプローチをとっています。 (マディランで最初にデメテール認証をとった生産者 だそうです) 5haのブドウ畑は、3.7haが赤ワイン用ブドウ(Tannat, Cabernet Franc, Cabernet Sauvignon)、1.3haが白ワイン用ブドウ(Petit Manseng, Petit Courbu, Gros Manseng)です。ブドウ畑を含めた農場全体をロバと羊の家族は移動できるように放牧されている そうです。 |
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醸造は、納屋を改築した醸造場で行われており、ワインセラーもそこに併設しています。 セリーヌ・ウリエさんは10年間、環境工学者として働いていました。
新しい人生にチャレ ンジするため、自分の考えや信念に従って、2012年に家族の畑を引き継ぎました。 (上記の通りドメーヌを起こしたのは2014年)
家系としては1924年から農家・ブドウ栽培をしてきたそうですが、ほぼ女性側によって 農地は管理されてきたそうです。高祖母が最初に農家を始めたとき、夫は石工だったそうです。曾祖母がその畑を継ぎます。その後、セリーヌさんの父親がブドウを植えますが、彼は40歳で職人になり、セリーヌさんの彼女の母親が農地の管理することになりました。この常に女性側が農地の管理に重要な立場であることを踏まえて、Clos
Les Mets dAmes「魂の一品」(意訳)という、食事と女性の強い関係も踏まえて、このドメーヌ名としたそうです。
<ル・ヴァン・ナチュールさんより> |