13世紀創建、ジロンド最古のひとつと言われる生産者が『ヌーベル・ボルドー』に挑みます。
その歴史を感じさせる一つに、庭にある礼拝堂のペディメント(切妻屋根)に"Introite portas ejus in confessionne
"聖書の詩篇で「賛美をもってこれらの門に入れ」というモーツァルトの作品『ジュビラーテ』のような天上の音楽を連想させる言葉が1620年の日付で刻まれています。また丘の中腹には、発明家クロード・シャップが発明した大型の手旗信号とも言える腕木通信
(うでぎつうしん)『テレグラフ』の塔が現存。1929年版の ワイン専門書 "Vins de Bordeaux de Cocks et
Ferret (コック&フェレ)"には「日当たりの良い丘の中腹に位置するこの畑からは、人気の高いワインが造られ、品評会でいくつものメダルを獲得している」と記述がある。 |