このワインは、シュピッツァーベアクの南向き斜面からのブドウのみを原料とします。
オーストリア東部のワイン産地、 カルヌントゥム地方のプレレンキアヒェン村にあるシュピッツァーベアクは、地質学上はカルパティア山脈の一部であるハインブルガー山脈の東端に位置します。
山脈の中心は花崗岩で、太古の海による厚い石灰岩の層がその上に堆積しており、 一部にはシストの箇所も認められます。
シュピッツァーベアクは、多くの希少な、絶滅危機に瀕する植物が岩石を覆うわずかな土壌に育っているため、自然保護区域にもなっています。
非常に乾燥した場所で、年間降水量は300mmから500mmの間を超えることはほとんどありません。表土には岩石が露出しています。
こうした環境は非常に低い収量に帰結し、そのためワインはミネラリティーを特徴とし、こなれるまで通常は収穫から2〜3年を要します。 ドルリ・ムアとディルク・ヴァン・デア・ニーポートの二人は、2002年にブラウフレンキッシュの古木の畑を探し始めました。 現在彼らは、少なくとも20年以上の樹齢の畑を、小さな(場合によっては極小の)区画が多数あちこちに散らばる形で12haを所有しています。
インポーターのヴォルテックスさんの資料より |