アルザス地方、コルマールの南、約20km、の村、Orschwihrにシャトー・ドルシュヴィールは存在します。
歴史は11世紀はじめに遡り、1049年、ローマ法王が隣町の協会の奉納にために滞在しました。16世紀にはストラスブールの司教によって買われ、その頃からワイン造りは行われています。現在のオーナーは、フランス革命後の1854年に購入しました。現在の当主Hubert Hartmannは1986年からワイン造りを始め、5つのグランクリュ(Rangen、Kitterl、Kessler、PfingstbergとKittrl)及び独占所有Bollenberg、 HuebenとEnchenbergなど全部で20ヘクタールの畑を所有しています。
【栽培・醸造について】
環境保全農法の理念のもとぶどう造りが行われています。土壌や水を汚染するのを防ぐために、地中に残留する除草剤は使用せず、唯一使われるのは、地中ですぐに分解されるものだけです。畝と畝の間の草を重要なものと考え、芝生のように定期的刈っています。 収穫率は、AOCでの規定はグランクリュでも、70hl/haであるにも関わらず、彼らは、AOC
Alsaceで65hl/ha、グランクリュで45hl/haと、厳しく収穫量を制限して、凝縮感のワインをを造ります。補糖は一切行いません。また、環境保全を考える彼らは、クレマンを除くすべてのラベル紙には再生紙を使用しています。また、2002年以降は消費者にわかりやすいよう、エチケットに残糖分をg/lで表示しています。<インポーター著> |